NPOの話の最近のブログ記事

8月14日からダウンロードできるようになった、「NPO法人会計基準」は、これからの日本のNPOを大きく変えていくものになるかもしれません。

以下ページの左側からダウンロードできます。

http://npokaikei.blog63.fc2.com/



何がすごいって、「同じものさし」というのがすごい

「これまで、統一された評価の方法がなかったNPO法人を、同じものさしで評価できる」ということがすごいです。

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たとえば、どの上場企業に投資するか選ぶときは、貸借対照表と損益計算書によって、均一に比べることができます。

ところが、NPO法人は決まった会計報告のフォーマットとして、事実上スタンダードがなかったわけです。したがって、どのNPO法人が(お金という意味で)すぐれた経営を行っているのか、が分からなかった。

(Some rights reserved by puamelia)


それが今回定められた貸借対照表と活動計算書(および財務諸表の注記)によって、その団体の経営がどのような状態にあるかが、はっきり分かるようになったわけです。


これは、NPO法人のマーケティングやファンドレイジング、ボランティアやプロボノのリクルーティングが金銭的価値で表現されるようになるという意味で、かなり大きな出来事だと感じています。



NPO法人会計基準が普及したときに何が起こるか

もちろん、この会計基準は法律ではないので、強制的に適用されるわけではありません。
しかし、この基準が普及すると、


・NPO法人への信頼感が増し、日本の寄付マーケットが大きくなる
・プロボノの価値がお金で明確化されるのが普通になり、経歴として認められやすくなる
・欧米で発達しているような、NPO法人間の比較サービスが日本でも発達する


などの変化が起こってくるはずです。


また、策定のプロセスがオープンにされて、全国のNPO法人や中間支援組織を巻き込んで作られたということも、特筆に値するものだと思います。


全ては、普及してからの話ではありますが、この会計基準をまとめ上げた方々に深い敬意を表します。



※書籍の著者の方々にもご覧いただけるように、前の記事は英語版でも掲載しておきます。


Last week I made a presentation at the book club event of Netsquared Tokyo about "The Networked Nonprofit: Connecting with Social Media to Drive Change
", the great book about social media use of nonprofits.
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What made me excited was that some leaders of Japanese NPOs came to the book club event. There were about twenty people, all of them were eager to know about the book.

We discussed how Japanese nonprofits could make the best use of social media, what were the difficulties for Japanese nonprofits to become the networked nonprofits, and how Japanese nonprofits should apply the methodologies like marketing and fundraising into their activities.

I am also one of the nonprofit marketing consultants, so the discussion with the nonprofit leaders in frontline was so exciting.

The presentation I made was below.

I found in the book how nonprofits in the United States were struggling in the leadership crisis and how they were overcoming the crisis through making the best use of social media.

I really think that the book is very important for Japanese nonprofits and their marketing/fundraising partners.

I appreciate Beth Kanter and Allison Fine for writing this great book. I also thank the members of Netsquared Tokyo for their support.

Thank you so much!!

written by @watanabe_jpn

先日は、NPOのマーケティングとソーシャルメディアに関する勉強会でしたー。

(どんな趣旨の勉強会だったかは、こちらの記事をご参照ください)


個人的に非常にうれしかったのは、実際にNPOのリーダーとして働かれている方々がお越しくださったこと。

現場を深く知っている第一線の方々と一緒に、NPOがソーシャルメディアを使うことについての効果やハードルについての議論ができたり、日本のNPOにとってマーケティングやファンドレイジングという方法論の導入がどうあるべきなのか、といった議論ができたのは、NPOのマーケティング支援を仕事とする自分にとって、非常に刺激的な時間でした。
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今回読書会の題材とした"The Networked Nonprofit"の中では、米国のNPO業界がどのように変容し、どのような課題を抱え、それをソーシャルメディアを通してどのように克服しようとしているのかが描かれていました。

改めて、この書籍が、日本のNPO業界やNPOマーケティング、ファンドレイジングに携わる人々にとって非常に示唆に富んだ本であることを実感した次第です。



この場を借りて、この機会を与えてくれたNetsquared東京の方々、そして著者のベス・カンターさん、アリソン・ファインさんにお礼申し上げます!!




いま僕が夢中になって読んでいる本"The Networked Nonprofit"についての勉強会がネットスクエアード東京からリリースになったので、僕の個人ブログにも載せておきますー。

平日の夜ですが、特にNPOでマーケティングに携わっている方にとって役立つ内容にしたいと思っておりますので、ご興味のある方はぜひお越しください!



ネットスクエアード東京 2010年8月イベント

『米国の非営利組織×ソーシャルメディアの好著"The Networked Nonprofit"
を題材に、日本のNPO&マーケティングのこれからを語る会』

新しい形の非営利組織の姿を描き、如何にに非営利組織がソーシャルメディアを
活用して変革することができるかを説いているのが7月に出版されたばかりの『The
Networked Nonprofit』です。


The Networked Nonprofit: Connecting with Social Media to Drive Change
(著者:ベス・カンター氏 (@kanter) 、アリソン・ファイン氏 (@afine) )

序章にはフェイスブックのマーケティング・ディレクターからの推薦メッセージが寄せられ、
『グランズウェル』共著者シャーリン・リー氏、セス・ゴーディン氏、ガイ・カワサキ氏、
クレイ・シャーキー氏等、ソーシャルメディアの専門家からも熱烈な推薦メッセージが
送られている、非常に分かりやすく、これからのNPOの近未来図を描いている良書です。

洋書で読むと時間がかかってしまうのが難点ですが、今回はネットスクエアードメンバーの
一人、渡邉文隆( @fwatanabe)がいち早く読み、サマリーを報告・共有します。

また、本書籍をひとつの材料として、日本のNPOのマーケティングとソーシャルメディアが
今後どのような発展の可能性を秘めているかを語る機会となれば幸いです。

【開催概要】
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日時:2010年8月5日(木)19時30分-21時00分
*終了後希望者は懇親会を行う予定です。

会場:ちよだプラットフォームスクエア 5階 「会議室505」

報告者:渡邉文隆 (デジタルハリウッド大学院・アミタエコブレーン株式会社)

参加費:1,000円 (会場費&軽食・ドリンク代込 当日会場受付にて頂戴します)

定員:約30名(要事前申し込み)

申込方法:以下のフォームからお申込みをお願いします。
また、facebook のページでの参加表明も歓迎です。

参加対象:NetSquared(ネットスクエアード)東京の活動に興味・関心をお持ちの方
非営利組織のマーケティングやソーシャルメディア活用に関心をお持ちの方

―――――――――――――――――――――――――-
【プログラム】
19:15開場 *スナックとソフトドリンクを準備しております
19:30 発表者(渡邉)からの報告
・The Networked Nonprofitの概要
・日本のNPOマーケティングの現状と課題

20:00-21:00 ディスカッション
*その後ご希望の方は懇親会へ

(進行) 市川裕康(@socialcompany)
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【発表者について】
渡邉文隆(わたなべ・ふみたか)

2000年から関西・ブラジル・アフリカ等のNPO、NGOでボランティアとして活動。
2006年、環境事業を営むアミタ株式会社(現アミタグループ)に合流。
現在、企業の環境業務や環境事業をインターネット技術やマーケティングで支援する
アミタエコブレーン株式会社のマーケティング事業部に所属。
プロボノとして、また本業での仕事を通して、地方の企業やNPOのための
マーケティング支援に携わっている。

社会人大学院「デジタルハリウッド大学院」に在学中。
ネットスクエアード東京の運営メンバーの一員。

・アミタエコブレーン株式会社 http://www.eco-brain.jp/

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■「ネットスクエアード東京」について

NetSquared(ネットスクエアード)は、Twitter、SNS、ブログなどのソーシャル
メディアを有効活用することでNPO(非営利団体)や社会貢献活動の活性化を目指す
団体です。本部は米国サンフランシスコ。世界約100都市にある支部で、月に1回
「NetTuesday」と称しセミナー、ワークショップ、ネットワーキング・イベント
等を実施するのが主な活動です。年に一度ビジネスプランコンペティションも実施
しています。ネットスクエアード東京は2009年7月に発足し、セミナー勉強会・交
流会等を実施しております。これまでのイベントはこちらをご覧ください。

ご興味ある方は netsquared.tokyo@gmail.com までお問い合わせください。


最近、卒業論文のためにいろいろな本を読んでいるのですが、この本はかなりおすすめ。

洋書です。


Networked Nonprofit(ネットワーク型非営利組織)という新しい形の非営利組織の姿を描き、「いかに非営利組織がソーシャルメディアを通して自らを変革するか」を説いてアメリカの非営利セクターのリーダーたちに高い評価を得ている書籍です。


事例として、アメリカの大きなNPOや博物館などの話が出てきており、大きな団体の方にも非常に参考になります。

また、小さな団体で既にソーシャルメディアを使っているものの、情報の洪水におぼれそう、という方にもおすすめです!


日本のNPOマーケティングのこれからがどうなるかを考えるには最適の本で、論文の参考文献にさせてもらう予定です。


近いうちに読み終わるのですが、「本の中身をざっと説明して議論できるイベントをしたいね」という話も出てきています。

決まったらお知らせしますので、お楽しみにー。

HANDSというNGOで働いている妻が、僕の弟のバンドと一緒にチャリティライブをすることになりました。

彼女はHANDSではアフリカのケニアでのプロジェクトを担当しており、母乳育児で赤ちゃんを栄養不良から守る活動に従事しています。

一方、僕の弟は仕事の傍ら、以下の「girasoul(ジラソウル)」というバンドで活動しています。


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このたび、妻の務めるHANDSと弟が活動しているgirasoulが一緒に、「アフリカ料理を食べながら音楽を聴くことが社会貢献になる」というチャリティライブを開催することになりました。


girasoulは(身内で言うのもナンですが)良いバンドなので、単純にライブとしてもおすすめです。

当日は、妻もケニアの活動紹介をします。


どなたでも大歓迎です。ぜひぜひお越しください。

もちろん、僕も当日会場に行こうと思います。


日時: 8月8日(日)13:00-15:00(12:30開場、ランチサービス開始)


場所: アフリカ料理レストラン『カラバッシュ』
            東京都港区浜松町2-10-1 浜松町ビルB1
           (最寄り駅:JR「浜松町」、都営浅草線&大江戸線「大門」、都営三田線「芝公園」)

            会場案内図はこちら


参加費:
        事前申し込み:1,500円(1ドリンク付き。+1,000円でランチをご用意します)
    当日申し込み:2,000円(1ドリンク付き。+1,000円でランチをご用意します)

        ※ 参加費のうち、500円がケニア事業への寄付となります
        ※ ランチプレートのうち、50円がケニア事業への寄付となります


          詳細、お申し込みは、HANDSのウェブサイトからどうぞー。




NPOで働きたい、と思っている人へ

パナソニックのNPOマーケティング研修で大変お世話になっているNPOサポートセンターさんが、NPOで働きたい人のための研修を開催します!!

8月1日締め切りなので、ご希望の方はぜひぜひ。
この研修のチラシはこちらです。


NPOで"働きたい"を応援!「NPOスタッフ養成研修」第1期生募集
2010年第1期生募集(エントリー締切8月1日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●新しい公共を支える「NPO即戦力」人材育成プロジェクト始まる!

        ――2010年9月6日(月)開講!――
       「NPOスタッフ養成研修」第1期生募集
.............................................................................................
主催:NPOサポートセンター
緊急人材育成支援事業 社会的事業者等訓練コース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

詳細はブログをご覧ください
http://nposc.wordpress.com/2010/07/07/recruit/

NPOスタッフ養成研修は「新しい公共」の担い手である
NPO・社会起業家の現場を支える「NPO即戦力」人材を養成し
雇用の創出につなげます。

2010年9月6日(月)から始まる6ヶ月間の研修カリキュラムは、
基礎講座と実践講座で基礎知識や資金調達・広報等の理論を修得し、
インターンシップの現場では実践力をつけます。
さらにNPOへの就職支援を強化することで雇用創出につなげる、トータルサポートです。


★事前説明会を開催★
≪開催日時≫
7月20日(火)14:00~15:00、7月22日(木)19:00~20:00
7月25日(日)11:00~12:00、7月28日(水)19:00~20:00
7月30日(金)14:00~15:00、7月31日(土)11:00~12:00

説明会の詳細はこちらになります↓
http://nposc.wordpress.com/2010/07/14/seminar/

●カリキュラム内容
.....................................................................................................................
http://nposc.wordpress.com/2010/07/07/recruit/

NPOの現場で求められる能力を座学で学び、インターンシップで実践力をつける
6ヶ月間のプログラム。NPOで働くための即戦力人材を養成します!

【1】基礎講座≪4科目 102時間≫
   ・NPO概論/・NPO体験
   ・キャリアワークショップ/・若手スタッフ体験談

【2】実践講座≪8科目 306時間≫
   ・NPOマネジメント(資金調達編、広報編)
   ・NPO事業開発演習  他

【3】NPOインターンシップ≪210時間≫
   ・NPOの現場で3ヶ月間(週2回)のインターンシップに参加し、実践力をつける
   ・受入予定団体
    NPO支援センターちば/共存の森ネットワーク/市民セクターよこはま/
    セカンドハーベスト・ジャパン/どんまい福祉工房/
    ミレニアム・プロミス・ジャパン 他20団体

【4】NPO就業サポート
   ・NPO求人情報の提供
   ・NPO就職対策講座


◇受講料
 無料(研修施設及びインターン先への交通費や昼食等は各自負担)

◇実施日程
 2010年9月6日(月)~2011年3月11日(金)の6ヶ月間(週4日間・原則、土日祝日は休日)

◇研修時間
 10:00~17:00

◇研修場所
 NPOSC市ヶ谷(NPOサポートセンター研修施設)
  東京都新宿区市谷田町2-7-15 近代科学ビル2F
  JR「市ヶ谷」駅 徒歩7分
  東京メトロ南北線 / 有楽町線「市ヶ谷駅」 徒歩3分

●エントリーについて
.....................................................................................................................
◇応募対象
 全ての研修カリキュラムに積極的に参加できる方
 ※学生を除く(夜間の方はご相談ください)

◇募集人数
 25名

◇応募締切
 2010年8月1日(日)24:00(E-MAIL必着)

◇応募方法
 研修の参加を希望する方は、「エントリーシート」に記入し、
 E-mail添付にて、事務局まで送付ください。
 
 エントリーシート下記のページよりダウンロードしてください。
 http://nposc.wordpress.com/2010/07/07/entry/
 *応募締切は8月1日(日)24時になります

●選考スケジュール
.....................................................................................................................
エントリーシートによる選考後、書類通過した方のみ面接を行います。
参加決定は8月10日以降にご連絡をいたします。

事前説明会期間(7/20~7/31)
    ↓
エントリー締切(8/1 24:00)
    ↓
エントリーシート、面接での選考
    ↓
結果連絡・研修生決定(8/10以降)
    ↓
NPOスタッフ養成研修スタート(9/6~3/11)

●事前説明会のご案内
.....................................................................................................................
http://nposc.wordpress.com/2010/07/14/seminar/

「NPOスタッフ養成研修」に興味・関心がある方を対象に事前説明会を開催します。
個別相談の時間も用意していますので、開催日時をご確認のうえ、お申し込みください。
※事前説明会に参加しなくても、エントリーできます。

◇開催日時
 7月20日(火)14:00~15:00
 7月22日(木)19:00~20:00
 7月25日(日)11:00~12:00★
 7月28日(水)19:00~20:00
 7月30日(金)14:00~15:00
 7月31日(土)11:00~12:00
(★7月25日のみNPOサポートセンター事務所で実施)

◇会場
 協働ステーション中央
  中央区日本橋小伝馬町5-1 十思スクエア 2F
  東京メトロ「小伝馬町」駅 4番出口 徒歩5分 / JR「秋葉原」駅 徒歩10分
  地図:http://www.npo-sc.org/PDFs/csc-map-2.pdf

◇説明会参加申込フォーマット
 説明会に参加を希望される方は以下のフォーマットをご記入の上、
 メールでご連絡ください。
 ※申込先:info@npo-sc.org (担当:笠原)


********【説明会参加申込フォーマット】********

説明会参加希望日:

お名前:

年齢:

電話番号:

メールアドレス:


※申込先:info@npo-sc.org (担当:笠原)

***********************************************

寄付についてのマーケティングが世の中にだんだん抵抗なく受け入れられるようになってきて、多くのNPOで「ファンドレイジングをしたい」という声を聞きます。
(そして実際に、プロボノとして、仕事として、自分はそれをお手伝いする立場にあります)


具体的な施策を立てる段階で課題になってくるのが、「ファンドレイジングのターゲットをどう設定するべきか?」という問いです。


・既に関係のある人にアプローチするのが費用対効果が良いので、既存の寄付者をターゲットとする

・今の支援者は比較的年齢層が高いので、将来に向けて若者をターゲットにする

・日本の市場規模が限られているので、英語による寄付集めに力をいれる


などなど、いろいろな考え方があると思います。


上記のような決め方が悪いわけではないのですが、僕が最近「こういう考え方もあるな」と思ったのは、「受益者との心理的な近さ」です。


・青森県のNPOを応援したい東京のボランティアスタッフが、東京の青森県民をターゲットにする

・若い教員や教員志望者を支援するNPOが、退職した元教員をターゲットにする


といった方向性です。
classroom.jpg[Some rights reserved by f_a_r_e_w_e_l_l]


これは、比較的ターゲットの規模が小さくなってしまうというデメリットはあるものの、「自分は青森県民だ」とか「自分は教員として勤めあげた」といったアイデンティティの強さによっては、ひとりあたりが寄付してくださる額は相対的に大きくなるのではないかと思います。

(こうしたターゲティングの方が「寄付した側が幸せになる確率も高いのではないか」とか、「ソーシャルメディアの時代のファンドレイズはこっちの方向ではないか」などいろいろ考えているのですが、仮説として精度がまだ足りないと思っています)


このようなアイデンティティをテコにしたマーケティングというのは、一般企業に転用ができる考え方だろうと思います。


と、あくまで経験則ではありますが、つくづく人が持つアイデンティティというのも、共感を得る上で非常に貴重なマーケティング資産だなと思うわけです。


今年は、非営利組織のマーケティングについて、こうした断片的なアイデアを少しずつevernoteにためて、修士論文にまとめ上げたいと思っております。

非営利組織の現場でマーケティングを推し進めたい人に少しでも役に立つものにしたいと思います・・・!

デジタルハリウッド大学院の自主ゼミ「デジハリ田舎実験室」のブログにも書いたのですが、こちらにも掲載しておきます。


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地域活性化の重要なアクターである地方の中堅~中小企業にとって、さまざまなメディアを駆使してのお客さんづくり=マーケティングを少ない予算の中で実施していける人材の獲得は容易ではないという現状があります。

そのような現状を少しずつ変えていくために、デジハリ田舎実験室では、地方の中堅~中小企業が売り上げを拡大するためのメディアコミュニケーション/マーケティング講座のカリキュラムを開発したいと思っています。
ramen.jpg[Creative commons. Some rights reserved by securecat.]

具体的な出前講座カリキュラムの案としては、以下のようなイメージです。
受けたいメニューを選んでもらうとか、お客さんのタイプ別に組み合わせるとか、ができると良いなと思っています。


【自社メディア】
 ・安価で信頼される自社ウェブサイトの作り方
 ・売れるメルマガの書き方
 ・捨てられにくいチラシや名刺、DMの作り方
 ・電話が効率化するトークスクリプトの作り方
 ・ニーズを知るためのリアルな場の作り方

【他社メディア】
 ・メディアに「引き」のあるプレスリリースの書き方
 ・お金をムダにしない広告の出稿方法
 ・ニッチなニーズを拾うインターネット広告の使い方

【ソーシャルメディア】
 ・注力すべきソーシャルメディアの選定方法
 ・リスクを下げる運用ガイドライン

【マーケティング・マネジメント】
 ・お客さんづくりの仕組みの全体設計
 ・安価で実用的なデータベースの作り方
 ・成果を出すための効果測定の仕方

現在、それぞれのカリキュラムを担当してもらえそうな、専門性や熱意のある方に声をかけているところです。
(色よい返事が多く、大変ありがたいです!)

価格帯や受講形態なども未定ですが、集まったメンバーと一緒に考えていきたいと思っています。

実際に地方の企業でマーケティングの仕事をしている方の参加も歓迎です(skypeやMLで参加できると思います)!!


低コストでの、地域性や社会性、共感をテコとしたマーケティングは、今後は企業だけでなく、NPO、自治体、美術館、公民館などにも求められるノウハウになっていくと思います。
(逆に、ファンドレイズの文脈で盛んになってきているNPOのマーケティングノウハウは、今後地域のためのマーケティングに応用されていくことが多くなるでしょう)

マーケティングを生業とする自分にとって、それが必要とされている分野に、このノウハウを届けることができれば、と思っております。

ではでは、今日はこのへんで。

「世界でもっとも優秀な人材」とは

「クラウド」という言葉を事業によって形にした、「セールスフォース・ドットコム」というアメリカの偉大な会社があります。

先日、その創業者であるマーク・ベニオフさんが書いた本を読みました。


いちばん、目を引いた言葉は、以下の言葉でした。

『変化を起こす強い意欲を持った人、
 自分の仕事の重要性に自信を持つ人、
 自分自身より大きな何かに身を捧げている人

―こういったひとたちこそが、世界でもっとも優秀な人材である。』


自分が学生時代から、NPO/NGOの世界にいるのは、
「自分自身より大きな何かに身を捧げている人」に魅了されてきたからだと思います。


(逆に、どんなに優秀だと思っても、自分のためだけに生きている人には、僕は興味がありません)

今日から、世界エイズ孤児デーの企画として、
「1 tweet, 1 smile」というキャンペーンがはじまります。


http://www.plas-aids.org/waod10/6000/index.html

自分自身より大きな何かに身を捧げている人も、
その「何か」と出会う前は、ごく普通の人であったと思います。


今回のキャンペーンが、ひとりでも多くの人にとって、その「何か」と出会う機会になればと思います。