2009年6月アーカイブ

iPhoneアプリのNetNewsWireを使うようになってから、ブログでの情報収集がとてもラクになりました。

最近読んで非常に感銘を受けたのは、「ECO JAPAN」に載っていた以下の記事。

なぜ、ソマリアで海賊が暴れるのか
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090623/101711/

要約すると、以下のような構図です。

 ソマリアの内戦で無政府状態が続く
   ↓
 ソマリア近海に政府の監視の目がなくなる
   ↓
 ヨーロッパやアジアの漁船が殺到して、魚を獲りつくす
   and
 欧米やアジアの企業が、有害廃棄物を不法投棄
 (インド洋大地震では陸に打ち上げられた放射性廃棄物で沿岸住民が被爆)
   ↓
 乱獲と汚染で生活できなくなった漁民が海賊になって暴れる
   ↓
 稼ぎまくって豪邸を建てた海賊に憧れ、他の人も海賊をはじめる


つくづく、内戦問題、環境問題、そしてCSRの問題はつながっているのだなと思わざるを得ません。

インターネットメディアでは、記事の信用度を疑問視する人もいると思うのですが、こうした事例だと、詳細に事実関係が調査されて本が出るころには、取り返しのつかない事態になっていることも多いと思います。


読んですぐ自分がこの問題に対して何かをできるわけではないのですが、自分がしている資源リサイクル、廃棄物管理支援、CSR活動支援などの仕事をとおして、少しでもこうした悲劇的な事態を緩和したり、予防したりできればと思います。



情熱が全ての源泉であるということ

5歳からプログラミングをし、17歳のときにたったひとりで世界的な写真共有サービスをつくったアメリカ人技術者が、ビジネスパートナーの日本人と一緒に、今日デジハリの授業にきました。

彼は、それまで活動していたシリコンバレーを捨てて、ひとりで来日。
いまは「日本の」会社の、創立者兼最高技術責任者です。

彼の話は、ざっくり言うと以下のような感じでした。

***
自分がシリコンバレーに行ったときは、みんなおもしろいから作る、という人たちだった。
そこで、たくさんのイノベーションが生まれていた。

しかし、YouTubeがGoogleにたいへんな額で買収されて以来、シリコンバレーには大量のMBAホルダーの人々が流れ込んできた。

やがてシリコンバレーはお金のために開発しよう、儲かるからこれを開発しよう、という人々の場所になってしまった。

そして、シリコンバレーからイノベーションが消えた。

だから自分は、素晴らしい通信インフラがあるにもかかわらず、モバイルを中心にまだソフトウェアの開発の余地がある日本に渡ってきた。

自分は、イノベーションが死んでしまったアメリカにはもう2度と戻らない。

この日本で、ほんとうに情熱を傾けられる仕事をする。

***

ビジネスパートナーの日本人によると、彼は「会議」を嫌がるそうです。

talkして何が進むんだ。とにかくactionしなきゃ。talkよりdoだ。
そうしなければ、僕たちの目指すものにはたどり着けない・・・と。


なるほど、ITで世界を変えてきたシリコンバレーは、こういう熱狂的な技術者の
情熱に支えられていたのか、と実感しました。


省みると、いま日本でグリーンな仕事をしている人たちにも、
ほんとうに情熱的に働いている人々がいます。
(そして僕もそうありたいと願うひとりです)


「いまがんばっているみんなの情熱が、次の世界をつくる」
というのも、あながち言い過ぎではないのかもしれません。




7/4~5に横浜で開かれるGREEN EXPO 2009で開かれる、キャリアフェスタというイベントに「働き方の"はてな"をなくすキャリアアテンダント」として参加します。(イベントは2日間ですが、僕は7/4のみの参加です)

キャリアフェスタは、
『職場を変える』でなく、働き方を進化させ、
悠々と日々の仕事を楽しみながら、家族を愛し、
社会に貢献することをダイナミックに実現させていく、という働き方
について考えるもの。

ううーん、コンセプトは共感できる。
自分ができてるかどうかはともかく。


来られる方にどれだけ貢献できるかはわからないのですが、一緒に考えるという役目ならなんとかできるだろうと思ってお引き受けしました。

他のゲストの方々も、非常に豪華な顔ぶれです。ぜひお越しください。

詳しくは、こちらのパンフレットをご参照くださいな。ほんのちょっとだけ僕の名前も出ています。


最近は地域とクリエイティブスキルを持った人材を
マッチングさせる仕事をすすめているのですが、
今回、僕のいるアミタの子会社が、実際に地域活性化につながる
田舎での仕事を「研修」として6~9ヶ月体験できるプログラムを
実施します!

6/25からさっそく説明会を開きますので、
ご興味のある方は、ぜひお越しください。

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 ●農林水産省 平成21年度 「田舎で働き隊!」事業
  研修プログラムへの参加者の募集を開始いたします。
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※転送を歓迎いたします

アミタ持続研では、農山漁村の活性化のために活躍できる人材の育成や、
人材と農山漁村との仲介を行うコーディネート事業を実施しています。
(この事業は、農林水産省「田舎で働き隊!」事業(農村活性化
人材育成派遣支援モデル事業)の補助を受けて行うものです。)

このたび、この事業の一環として、
全国の農山漁村にて6ヶ月~9ヶ月間の研修プログラムを実施します。

「地域再生に関わり、田舎を活性化させたい」
「田舎で自然の恵みをうけながら自活できる能力が欲しい」
「日本の農山漁村の価値をもう一度見つめなおしたい」

このような想いをお持ちの方、ぜひ行動に移してみませんか?
皆様からのエントリーをお待ちしています。
 (皆様の周囲の方々にもご案内いただければ幸いです。)

また、研修プログラムの開催に先駆け、研修説明会を開催します。
ご質問、ご関心のある方はまずはこちらへお越しください。
(事前申込制、ただし、研修説明会への参加は必須ではありません。)

■エントリー受付期間
(一次締切)2009年7月5日(日)
(二次締切)2009年7月31日(金)

■研修プログラムの概略・エントリー
  ・期間:2009年7月~2010年3月末の間、6ヶ月~9ヶ月間
    (研修地域によって異なります)
  ・待遇:活動費 14万円/月(食費・住居費含む。源泉徴収前額)
  ・研修候補地
   :京都府久世郡、鳥取県智頭町、島根県川本町、埼玉県さいたま市、
    兵庫県西宮市、愛媛県内子町等(その他追加調整中)

研修プログラムの詳細はこちら↓(順次更新します)
http://www.amita-net.co.jp/aise/hatarakitai/
研修プログラムへのエントリーはこちらから↓
http://www.amita-net.co.jp/contact/inaka09-entry.html


■研修説明会
[アミタ株式会社 東京本社(東京都千代田区)]
・6月25日(木)20:00~   ・6月28日(日)14:00~
[アミタ株式会社 西日本営業所(大阪市西区)]
・6月26日(金)20:00~  ・6月27日(土)14:00~
 
 研修説明会への参加申し込みはこちらから↓
http://www.amita-net.co.jp/contact/inaka09-setsumeikai.html 

【「田舎で働き隊!」事業に関するお問合せ】
 株式会社アミタ持続可能経済研究所
 「田舎で働き隊!」窓口: 蝦名・藤田
 TEL: 03-5215-8266  FAX:03-5215-8505
 Mail: info-inaka@amita-net.co.jp
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shouniiryo.JPG
サービスグラント、という団体のことを聞いたことはおありでしょうか?

カンタンに言うと、NPOのウェブサイト等をつくるNPOです。

企業に勤めているボランティアが、仕事で得た経験をNPOのために活かし、ウェブサイトやパンフレットなどの制作を無償で行います。

お金ではなく、「サービス」を寄付するというわけです。

僕は昨年11月からサービスグラント東京のチームのプロジェクトマネージャーとして、「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達の会」のウェブサイト制作に携わってきました。

本日6月15日に無事サイトがリリースし、ほっとしています。


クライアントだった小児医療の会は、幼い子どもをお持ちのお母さん方が主なメンバーになっている団体です。

 お母さんに小児医療の知識がない
  ↓
 赤ちゃんの具合が悪いとき、医者に行くべきか判断できず、夜間でもとりあえず行く
  ↓
 小児科医が過労状態になったり、辞める
  ↓
 小児科医の志望者が少なくなる
  ↓
 心配なお母さんが子どもを連れていく病院が集中する
  ↓
 ますます小児科医が過労になったり、辞める

という悪循環を断ち切るために、小児科医の先生に講師として協力してもらって勉強会を開き、パパ・ママに小児医療の基本的な知識を伝えています。

これによって、お母さん方は安心して子どもの病気に向かい合うことができ、軽症での受診が少なくなることで小児科医の勤務時間も減るというわけです。

「全体がうまく回るために、すべきことをする」というお母さん方と医師の方々の努力に、頭が下がる思いでした。

会はこれまでブログをウェブサイト代わりに活用されていたのですが、正式なサイトができたことでさらなる信頼が得られ、寄付や活動が拡大し、日本の医療の改善につながればと思います。


非営利団体や地域の組織、社会的企業にとってのインターネット活用をテーマとしている自分にとっては、ほんとうにためになる半年間でした。

学んだことは多々あるのですが、それは別の記事に譲ることにして、今日はひとまずここまで。


チームの皆さん、会の皆さん、ほんとうにおつかれさまでした!!

enkimono.JPG
僕が所属するデジタルハリウッド大学院Eコマース研究室が、浅草の「スズヤ」という着物のお店のために、海外向けEコマースサイト「en-kimono」をつくりました。

構築のほとんどはEコマース研究室に集っている各方面のプロフェッショナルの方々(web制作会社、ITコンサルタント、アニメーション制作会社などなどソウソウたる面々です)が素晴らしい手際でされたのですが、僕も少しだけ関わって、テキストの翻訳とリスティング広告によるプロモーションを担当しています。

商品が売れると、これがまた嬉しい!
たんなる会社案内的なサイトより、お金が入るサイトのほうが、運営する側のモチベーションも上がるように思います。
NPOのサイトをつくるときも、ぜひオンラインで寄付できるpaypalなどの仕組みは入れた方が励みになりますし、そもそもウェブサイトにかけたお金をゆっくりでも回収できるというのは素晴らしいことです。

お金がなかなかうまく回ってこない「地域」や「NPO/NGO」をテーマに活動する上で、今後もEコマースのノウハウはもっと身につけていきたいと思います。

ちょうど良いときに以下のような記事が。勉強します。

ECサイトで感じた不満トップ11
デジハリでのイベントは、  
 ・100人以上のお申し込み
 ・『森林ノお米』を『株式会社結わえる』に握ってもらったオニギリも大好評
 ・今後の活動にも関わってくれそうな人々との出会い

など、非常に実りあるものになりました。
来てくださった方、ほんとうに、ありがとうございました。

企画者の一人として僕が伝えたかった
「地域のためにwebなどのクリエイティブの仕事を創り出すのは、きっとおもしろいよ」
というメッセージは、いくらか伝わったのではないかと思います。


その後、イベントをきっかけに知り合った人と話していて、非常に大きな気づきがあったので書いておきます。その人は、生まれも育ちも東京都文京区なのですが、

・文京区に昔から住んでいた人同士ではコミュニティができている

・その意味では、文京区もひとつの「地方」であり、都会が「人と人のつながりが希薄」というのは間違い

・都会を「人と人のつながりが希薄な土地」にしているのは、コミュニティに馴染もうとしない地方出身者では(コミュニティ側の受け入れ体制がしっかりはしていないという問題もあるが)

・人が流入することで地価が上がり、相続税が払えなくて都心のコミュニティから出て行かざるをえない人も多い

・だから、都心のコミュニティを守るためにも、地方の過疎を防ぐためにも、田舎をもっと住む場所として魅力的にしていかなければいけない


なるほど、と思いました。
自分が住んでいるのは江戸川区なのですが、進んで地域に入り込もうとしていたかというとそうでもありませんでした。
実はこうした地方出身者の地域へのスタンスこそが、都会を住みづらい場所にしているのかも、と。


人の移動がこれまでになく激しくなっている現代において、「住む場所を選ぶ」というのはなかなか難しいことですし、「住み続ける場所を選ぶ」となるとますます難しい。

そんな中で、クリエイターはどのようなワークスタイル・ライフスタイルで地域とつながっていけば良いのか。

模索は、これからも続きそうです。

「結わえる」という会社

yuwaeru.jpg結わえる」という名前の会社があり、その会社がつくるお弁当を勤務先でいただきました。

 

玄米ごはんと、具沢山の汁物だけ。

妻が出張中で食生活が乱れていたなか、こんなおいしいランチをいただくことができてしあわせでした。

 

伝統的なものと、今の社会のニーズを「結わえる」というコンセプト。同じような想いを持つ会社に出会うことができて嬉しい限りです。

 

ちなみに、6/3にデジタルハリウッド大学と一緒にやった「地域を変えるwebクリエイティブ、地域が変えるワークスタイル」でも、参加者に「結わえる」につくってもらったおにぎりを配りました。

お米は、僕のいるアミタが除草剤や化学農薬を使わないでつくった「森林ノお米」を使いました。

http://www.shinrinno.jp/contents/rice/

これについては、イベントのご報告を別途ブログで書くときに、また。

tsjbanner_200_80.pngアメリカで一番歴史の古いIT支援NPOであるTechSoupが日本に進出してきました。

これは、左のバナーどおり、アドビシステムズ、シマンテック、マイクロソフトのソフトウェアをNPOに寄贈するプログラム。

日本でのカウンターパートは日本NPOセンターで、プレスリリースを出しています。
http://www.jnpoc.ne.jp/profile/news_090603.html

NPOに対する支援が多くなっているなか、それを「使いこなす」ことが求められている時代になってきた、と思います。




本番まであと1日。

dh.jpg
6/3は、自分が上司と一緒に企画し、アミタとデジタルハリウッド大学との共催にこぎつけたイベント「地域を変えるwebクリエイティブ、地域が変えるワークスタイル」の当日です。

これは、「田舎に住んで、その地域のためのwebクリエイティブの仕事をする」というありかたをとおして、クリエイターと地域の互恵関係をつくる、という実験のはじまりです。

もう2日なので、実質的に明日が本番。

すでに申し込みは70名を越えており、しかもその多くが、アミタを知らなかったであろうIT産業の方です。
「田舎に住む」ということに対する世の中のニーズの高まりを感じます。

がんばって、良いイベントにしたいと思います。